【感想・レビュー】『ウォッチドッグス レギオン』7.9/10点とそこそこの評価

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2: 2020/10/28(水) 21:52:44.69

レビュー要約

・難易度は高いが反復的な作業が多い
・街は幻想的で、分かりやすい勧善懲悪劇が繰り広げられている
・前作からそれほど大きな変化はない

・ロンドンの再現性は高く、幾つかのこの都市を象徴する観光地の作りこみも巧み
・ただし街の規模はというとそれほど広くはない
・が、大きさとしては丁度いいともいえる
・驚異的な数の地下鉄の駅があるが、その全てにファストトラベルがあり、車の方も自動運転が可能なので
 中間を省略したいならば、すぐに移動することも出来る

・自動運転は少々奇妙なものだが革新的な追加要素で、運転は自動的に行われるが信号になると必ず止まるし
 青に変わっても、しばらくは歩行者に配慮して動き出さない。
・速度はゆったりしているので、都市を見物する場合は最適になるだろう。

・全体的に今回のウォッチドッグスは都市に活気を与えている。
・街中を歩き回ること自体にも楽しみを感じさせていた
・UBIはマップ上に探索地点を表示し過ぎる癖があり、それは今回も変わっていないのだが目障りというほどではない

・さらに今作はNPCの殆ど誰でも味方にスカウトすることが出来るので、風変わりなメンツを集めるのも可能だ
・これは本当にユーザー次第でどんな仲間を構成することもできるので、他のゲームにはない魅力があり
 パーティー次第でステルスに強い時もあれば、直接的な戦闘に長けている時もありと、そのやり方は無数にあるため没入感も強かった

・ただし異なる手法を提示してはいるものの、肝心のミッション事態は単調
・もっとも似たようなパズル要素が続くが、異なる方法を試す楽しみはあり、ゲーム中に発見する様々なアイテムを駆使し
 ユーザーに色々な形でのクリアに挑戦したいという欲求程度は与えているのかもしれない。
・銃撃戦や近接戦闘も上手く調整されているが、入手したアイテムを使う機会があまりなく、似たような方法で勝てるので面白みはない

・物語は退屈
・登場人物たちは暴力について、差別について、貧富格差についてなど様々なことを嘆くが
 これら全てはアルビオンというロンドンの治安維持を担っている民間の警備会社が行っているという設定になっているため
 ストーリーは不可解な形となっていた。
・レギオンは現実の政治情勢から完全に隔離されており、ここは明らかに今作の弱い要素である。
・このゲームを楽しめるか否かは、こういった部分に順応できるかどうかが大きな分岐点となるだろう。
・つまり都市の設計は丁寧であり、最先端と古さを同居させた街で革命家として不当な制度と戦う作品なのに
 肝心の悪役が漠然としていて、なにか壁の後ろに隠されてしまったような印象を与えているのである。

『総評』
7.9/10.0
ウォッチドッグス:レギオンはシリーズを大きく前進させたもので
新たな試みを示したゲームプレイには十分な魅力が備わっていた。
ロンドンの作りこみも素晴らしく、その豪勢な街並みを歩き回ると圧倒されてしまう。
が、今作の物語と肝心の街中で行うことにあまり魅力がないのは残念でならない。

https://wccftech.com/review/watch-dogs-legion-bold-gameplay-mild-story/


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Source: Y速報

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