時は流れ、初心者狩りは姿を消した。先人の啓蒙が広く伝わったのもあるだろうが、一番の要因はゲームハードの進化だ。インターネット通信を標準搭載した家庭用ゲーム機の普及で、対戦ゲームはオンライン対戦とほぼ同義となった。オンライン対戦は対戦待ちのプレイヤー同士をゲーム側がマッチングする。乱入対戦と真逆の対戦方式、プレイヤーに相手を選ばせない両者同意の対戦が普及し、初心者狩り問題は解決した。
とはいえ、実力差が大きいアンフェアマッチがなくなったワケではない。モチベーションを損なう理不尽な連敗はいまだあり、しかも人為的ではなく機械的におきる。弱いから負け続けるのではなく、誰もが負け続ける苦さと向き合うことになった。そう、すべての対人ゲームにおいて「マッチメイキング」が勝敗の要因に加わったのである。
アンフェアマッチが連続していら立つときはメーカーへ苦情を出す。面倒に思えるが、これはヒューズめいた安全装置として機能する。前章で述べた「敗因をすべて自分のせいにしない」の実践だ。マッチメイキングの不良はゲームの不具合だと考え、プレイ開始から終了までの動画を不具合の証拠として提出しよう。苦情を3回出してなお不快感がつのるならゲームから離れ、不具合が直るのを待たれたし。
レート詐称と比べれば微々たるものだが、上記の工夫でマッチメイキングへの不信感は多少和らぐ。対戦モチベーションがあるうちに、マッチメイキングの都合にあわせる習慣を身につけよう。都合にあわないならランクマッチをしないのも手のひとつだ。
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Source: Y速報