山内溥元社長の先見性がありすぎる

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1: 2023/03/12(日) 21:37:12.76 ID:+j7UDrll0

ハードの価格競争だとか、ソフトをおまけにつけてまで、ハードを売ったら勝ちだとか、そんな発想は通用しない。
ハードウェアをいくら広げてもだめなんです。ソフトがそれにスライドして、ついてこないとだめなんです。
そんな戦い方はハード体質の戦い方であって、本来のソフト化路線とは違うからだめです。

・大容量ゲームは駄目。こんなことをしていたら世界中のメーカーがつぶれてしまうだろう。重厚長大なゲームは飽きられている。
ゲームは常に新しい楽しさを開発し、ひたすら完成度を高めていくことが本質である。

・ゲームビジネスで一番不足しているのは、デザイナーでもプログラマーでもなく実は才能あるディレクター。
ゲームで遊んでいる人が心から満足して得心できる、それを私たちは完成度と言っているんですが、この完成度を高めるのがディレクターの才能なんです。

・ゲームソフトを作れる技術屋というのはたくさんいます。しかし、本当に才能の豊かな、経験を持った有能な人は極めて少ない。
優秀なゲームを作れる人が少ないということは、くだらないゲームなら作る人が大勢いるということです。
そんな人に市場を荒らされたら、育つものも潰されてしまう。各メーカーが競争になればなるほど、どうしても多作に走り、ソフトの種類で勝負しようということになる。
そうなると、似たようなくだらないゲームソフトが市場に氾濫する。駄作が多く出回ると、消費者は不快感を持つようになる。
そうなったら、娯楽市場なんてアッという間に崩壊します。駄作で市場を崩壊させないためにも「独占」しなければならなかったんです。

・海外戦略はどうなるかということになりますが、結局、だれでもできるものをつくっていてはだめだということです。
だれでもつくれるものは、価格意識が強ければ価格競争に巻き込まれるのは決まっているわけです。
だから、自分のところしか、出せないものがつくれたら最高です。
しかも、それが大衆の懐勘定と折り合いがつき、しかも多くの人たちが初めて体験するような珍しさと楽しさとおもしろさを味わわすことができさえすれば、
これは円高でも何でも戦えます。そういう新しい新製品の開発ができるかできないのかということが決め手になってきます。


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Source: Y速報

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