https://automaton-media.com/articles/newsjp/20240118-279410/
同氏はサブスクサービスがゲーム業界の主流ビジネスモデルになった場合にはデメリットがあるのと見解を示し、警鐘を鳴らしている。
ゲーム業界においても、各社がサブスクサービスをさまざまに展開。月額を支払うことで、サービスごとのラインナップをプレイ可能になるといったサービスが提供されている。
マイクロソフトが提供するXbox/PC Game Passを筆頭に、PlayStation向けのPS Plusのエクストラ/プレミアム、Electronic ArtsのEA Play、UbisoftのUbisoft Plusなどが挙げられる。
Vincke氏はまず、ゲームの未来がどうなるにせよ「内容(content)」が今後もずっと重要になるとの考えを示した。
一方で同氏は、もしサブスクサービスがゲーム業界を支配するようになった場合、良い内容のゲームを手に入れることはより難しくなるだろうとの持論を明かしている。
Vincke氏は、サブスクリプションサービスでは常に利益を最大化するための費用便益分析だけが重要視されているとの考えを説明。
もしサブスクサービスが業界を席巻するようになれば、限られた一部の層のみが世に出るゲームを決定するようになるとの懸念を示している。
たしかにそうした市場環境では、経営陣やサブスクサービスのプラットフォーム運営元などがどのゲームを配信するかの決定権をもつようになるかもしれない。
つづけてVincke氏は、サブスクサービス主体の市場では(利益よりもクリエイティブを重視する)理想主義的なプロジェクトの存在が難しくなるとの見方を示した。
同氏によれば、ゲーム開発において理想主義的なプロジェクトを経営陣に認めさせることはほぼ不可能だという。一方同氏は、たとえビジネス面で大惨事を招くとしても、理想主義的なプロジェクトも存在できる余地がゲーム業界には必要だと見ているそうだ。
続きを読む
Source: Y速報