ビジュアルを中心に唯一無二の魅力はあるが、ストーリーはありきたりなSFにとどまってしまっている
本作は今まで見たことがないゲームデザインの作品になっているわけではないが、全体的にウェルメイドなゲームになっている。全体的に質がいいからこそ、ストーリーがありきたりなSFにとどまってしまっているのが残念であった。明らかにストーリー主導の作り方をしているにもかかわらず、ありきたりなのだ。
本作では、死んでしまった人間たちのテキストログがマップ上のあちこちにある。私は新しい場所を探索するたびにテキストログを読み、この世界について考察しながら興奮していた。ビジュアルで物語る箇所もあり、水没した場所や謎の研究所、壊れたジェットコースターなど、この世界でなにがあったのかとワクワクしながら探索できた。ポストアポカリプスものとして、ストーリーの語り方は成功していたと思うのだ。
しかしながら、私が興奮していたのはゲーム中盤までだった。予想を裏切るような展開やあっと驚く設定を期待していたのだが、肝心のストーリーそのものはほとんど予想どおりに進んでしまったのだ。
私がエンディングを見るのにかかった時間は約30時間であった。私は終盤のボスで苦労する場面があり、それなりにマップ探索をしたので時間がかかっている。難易度「ストーリー」を選択して、探索をあまりしない場合は25時間以内でクリアできるボリュームだと思われる。
https://jp.ign.com/stellar-blade/74570/review/stellar-blade-sf
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Source: Y速報