実写映画版『ボーダーランズ』が、わずか3100万ドル(約44億円)の世界興行収入を稼いだ時点で米国での劇場公開を終えた。
『ホステル』や『グリーン・インフェルノ』などで知られるイーライ・ロス監督が手がけた本作は、絶大な人気を誇るGearboxのゲーム『ボーダーランズ』の実写映画化作品。米国では2024年8月9日に劇場公開された。
しかし、豪華スターが勢ぞろいしているにもかかわらず、否定的なレビューが多く、ファンの反応も悪かったことから興行的には大失敗に終わっている。IGN USのレビューでも10点満点中3のスコアで、「スタジオによってズタズタにされたような、壊滅的なまでの失敗作だ。Gearbox Softwareのフランチャイズに対してファンが抱く愛着のすべてを、オリジナリティのない残念なやり方で裏切っている」と評された。
The Numbersによると、映画版『ボーダーランズ』の米国における劇場公開の最終日は9月5日。その日の時点で、全世界での興行収入の総額はわずか3100万ドルほどだった。記事掲載時点では3266万ドルとなっており、内訳は、米国内が1548万ドル、それ以外の地域が1718万ドルだ。
Varietyによると、製作費は1億1500万ドルで、マーケティングと配給には3000万ドルが費やされたという。つまり、ライオンズゲートは現時点で少なくとも1億ドル以上の損失を出していることになる。実際、あまりの悲惨な状況に、米国では劇場公開から1カ月も経たないうちにデジタル版がリリースされている。
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Source: Y速報