新しいチャットの話を聞いた時、ソフト開発の皆さんは可能性を感じたのでしょうか。
堂田
ゲームソフト開発側が何か特別に追加しなくても、
本体機能によって新しいチャット機能が実現できて
お客さまに新しい価値を提案できるうえに、
もしかしたらまったく違ったゲームの遊び方が
見つかるきっかけになるかもしれない
という可能性を感じました。
例えば『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は
最初、据置型のWii U用につくっていましたが、
それをSwitchで動かすことで
「どこでも遊べるようになる」という価値が生まれたんです。
今となっては当たり前に感じられるかもしれませんが、
「それまでずっとテレビの前で遊ぶしかなかったゲーム」が
突然「どこでも遊べるようになった」というのは、
ソフト開発者側が何かを追加をしたわけでもないのに、
つくったソフトの価値が上がったような感覚があったんです。
これはすごいなと思いました。
今回のゲームチャットも同様に、Switch 2 で動くすべてのソフトに
自動的についてくる付加価値になっています。
「オンラインゲームをみんなで楽しむ」
みたいな使い方はもちろんですが、
一人用のソフトでも、みんなに画面を見てもらって攻略法を考えたり、
わからないところを教えてもらったり。
あるいは、自分が知らないソフトを遊んでいる人がいれば、
「なにそれ?」と、興味を持つキッカケにもなると思います。
そういった形で、ソフト開発者が特別な工夫をしなくても
Switch 2 向けソフトとして出せば
ソフトとしての価値を勝手に上げてくれる。
これはつくったソフトに「持ち歩ける」価値を加えてくれた
Switchの正統な進化と言えますし、
後継機種としてひと味違うものでもある。
Switch 2 に搭載する価値があるのではないかと思いました。
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Source: Y速報