マリオRPGガーFF13ガーとJRPG防衛隊はいうが、あれらが革新的なターン制RPG扱いされず、他方で33がそうされるのにはちゃんと理由があんのよ
アクションゲームという文脈において格闘ゲームのパリィというアイディアを始めて組み込んだのは鬼武者だが、だからといってセキローが鬼武者フォロワーには決してならないのと同じ
要するに規模とか精度、質、つまり全体的なゲーム体験においてセキローのやったことはまったく新しい水準だったからこそ、セキローは革新的なアクションゲームになった
スタミナゲージによる行動リソースの管理や装備重量とのトレードオフ、みたいなダクソのコアメカニックが、それ自体としてはオリジナルではないのと同じ
要するに33以外のターン制RPGにおけるリアルタイムアクションの要素は、あくまでオプションや外縁的要素にすぎず、ゲームメカニクスの中心に深く位置づけられているものではない
33ではパリィさえマスターできればノーダメクリアすら可能になるだろうが、これらの「ちょっとアクション要素おまけで入れてみました」ゲームではそれは出来ない
パリィを真に満足感を得られるようゲームの中心に組み込むには、プレイヤーにそのタイミングを伝えるため予備動作やインパクトのアニメーションのデティールを丁寧に描く必要があるが、これにはアクションゲームのノウハウが必要になるし、何よりコストがかかる
またたんにゲームシステムとして「そういうのもあるよ」だけでは満足した体験にはならないので、あたかもアクションゲームを作り込むような心持ちで、そのリスク/リワードの設計をゲームの中心に組み込まなければならない
ちょうどセキローがそうであるように、33がやっていること、それゆえに体験できることというのは、それゆえその前のいかなるターン制RPGとも決定的に違うわけだ
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Source: Y速報