Rosner氏は、特に任天堂のプラットフォームではパッケージ版の需要が高いと考えているそうで、いわゆる「プラグアンドプレイ(挿せばすぐ遊べる)」の設計が望ましいと述べている。Switch 2のタイトルでもキーカードで済ませることなく、プラグアンドプレイの設計を目指すことが開発のかなり早い段階から決まっていたという。
キーカードの普及はユーザーの反応次第
一方で、キーカード方式が大半のサードパーティータイトルで採用されているのにも相応の理由があるようだ。Nintendo of Americaの社長であるDoug Bowser氏が海外メディアThe Vergeの取材に対して語ったところによると、キーカードの利点はパブリッシャーが大きすぎる容量のゲームカードを使わずにゲームを市場に投入できることだという。ゲームカードの容量が大きくなれば当然それだけ製造コストがかかるとされており、ソフトの価格を抑えられるという点で選択されている部分もあるのだろう。さらに、今後64GBの容量上限を超えるゲームが登場した際、ダウンロード版だけでなくパッケージ版としても販売できるという側面もありそうだ。
ところで、当の任天堂はというと、現時点で発表されているすべての自社タイトルでキーカードを採用していない。理由は明らかになっていないものの状況だけ見れば、キーカードはあくまでも従来のゲームカード版・ダウンロード版に次ぐ、サードパーティーがとれる販売形態の1つとして用意されているに過ぎないのかもしれない。積極的に通常のゲームカードからキーカードへの移行を押し進めているわけではない可能性もあり、今後任天堂タイトルでもキーカードが採用されるかどうかは注目される。
https://automaton-media.com/articles/newsjp/nintendo-switch-2-20250507-337807/
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Source: Y速報