日本の人気ゲーム機「Nintendo Switch 2」は、経済制裁下のロシアでも広く流通しています。どのように輸入しているのか、販売業者が取材に応じました。
平山晃一記者(NNNモスクワ)「店内のゲームコーナーには、話題の『Nintendo Switch 2』がずらりと並んでいます」
ロシア国内の家電販売店には、今年6月に発売が開始された日本の人気ゲーム機「Nintendo Switch 2」が数多く店頭に並んでいました。日本円でおよそ11万円で、日本より数万円高い価格です。
M.Video–Eldoradoゲーム関連部門責任者「4月に世界と同時に予約受け付けを開始したが、予想を遙かに上回る注文があった」
ウクライナ侵攻後には、多くの日本企業がロシアから撤退していて、任天堂も日本テレビの取材に対し、「ロシアへの商品提供はすでに行っていない」とコメントしています。
また、日本やEU(=ヨーロッパ連合)は今年、無人機の操縦など軍事転用の恐れがあるとして、ゲーム機のコントローラーなどの輸出を禁止する追加制裁を実施しました。
M.Video–Eldoradoゲーム関連部門責任者「公式な輸入ができないため、他の選択肢を探している。仕入れ先は中東・中国・香港など多岐にわたる」
家電販売店の担当者は、制裁などの影響で「仕入れは間違いなく複雑になった」としていますが、「世界中で製品が流通しているため、多様なルートで安定的に商品を仕入れている」とコメントしています。
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Source: Y速報