いっぽうで、本作の難しさについて賛否分かれる意見が集まっている。現在はとりわけ「レベル上げ」に関する議論が話題だ。その一部を紹介しよう。
「DQ1」では勇者が1人で旅することになるのだが、リメイク版では敵が1体ではなく複数出現するようになった。加えて状態異常や痛恨の一撃(クリティカル)、連続行動などでこちらの手数が足りず、なすすべくなく敗北を喫するユーザーが多い。
そのことに対して、一部のユーザーからは「戦闘バランスが悪すぎる」「一体どうしろと」「同じ敵に5回以上やられたわ……」など、難しすぎると不満の声。
そういった苦戦する難敵に出会ったら、戦術を工夫したり装備を整えたりし、レベル上げを行うことで、苦労した敵をラクに倒せるようになる。いわば「成長する喜び」こそがRPGの醍醐味だと、本作の難しさを好意的にとらえる人も。
なかには「りゅうおう目前でレベル上げ楽しすぎて止まらない!」「回復できるポイントでずっとレベル上げしてたらカンストしてた件」など、勇者のレベルが上がって強くなること自体が楽しいとする声も。実際、レベルさえ上げれば倒せない敵はほとんどいなくなる。
逆に「レベル上げは時間の浪費」「ひたすら同じ敵を倒す作業のどこが楽しいのよ」「ストーリーの足止めに感じられて嫌」と、レベル上げを「ただの作業」に感じる人も増えているようだ。確かにタイパ(タイムパフォーマンス)重視であれば真逆の概念であろう。
ちなみに本作では、難易度は3段階で選べるうえ、HPが1より減らない「○なない設定」もあるので、どうしても詰まった場合はそれを使えば突破可能だ。しかし、そうした声の求めるものは「ふつうの難易度で理不尽に負けるのが嫌」だと思うので、救済策である難易度を下げるという行為自体がマイナス評価なのかもしれない。
個人的には「レベルを上げて物理で殴る」が大正義のゲームデザインは、非常にわかりやすくて良いと感じる。もちろん呪文や特技、戦闘中に使うことで効果を発揮する武器などを工夫して「強敵から勝利をもぎとる」のも楽しいし、「○なない設定」をオンにして無双するのもいい。与えられた中でどう遊ぶか。ゲームの楽しみ方は人それぞれだ。
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Source: ゲーム実況者速報
