坂口博信「『ファンタジアン』が年齢的に引退作品になると思う。植松さんも同じことを感じている」

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1: 2021/03/10(水) 08:37:26.82 ID:Kizpm7Zg0

 『ファイナルファンタジー』シリーズの生みの親としても知られる坂口博信氏率いる、ミストウォーカーの最新作『FANTASIAN(ファンタジアン)』。

 その道程を、坂口氏にメールインタビューで語っていただいた。「これが引退作になるかも」とまで覚悟したという、坂口氏の“決意”が読み取れるテキストとなっているので熟読を!

――タイトルを『ファンタジアン』にした理由は?

坂口 なんでしょう? もちろん決めているわけじゃないんですけれど、年齢からしてこれが引退作品になるのかな、という気持ちもあり、“それならばいちばんふさわしいタイトルは何かな”という想いから、『ファンタジアン』としました。

 自分の中にある世界観……たぶん、高校時代に読み漁ったハヤカワ文庫のSFやファンタジー小説などが原点にあります。「なんかこういうのが好きだな~」と漠然ながらあって。でも、こうやって作品にしてみると、ある方向性を持っていると思うんですけど、それを表すとしたらやっぱり“ファンタジー”という言葉は使いたいなと思いました。

――先ほど、「本作が引退作になるかも」とお答えいただきましたが……。

坂口 直感でしかないのですが、ちょうど植松さんも同じことを感じているらしく、制作の初期から彼と話していたということもあります。また、ゲーム制作のビジネス的環境をコントロールするのも僕の役目なのですが、そういったことには少し疲れてきたというのもあります。今回は、ひさしぶりに自由なクリエイティブをいただき、のびのびと作ることができました。そういった意味では、本当にAppleには感謝しています。

 また、これは不思議なことでもあるし、うれしいことでもあるのですが、僕がゲームに目覚めたのはApple IIとの出会いでした。大学生のころにそのカルチャーに衝撃を受け、のめり込み、大学を中退して、まだ産業としては初期状態だったゲーム業界に足を踏み入れました。 Apple IIの魅力がなければ、あそこまではやらなかったかもしれません。そして今回、そのAppleとともにゲームを作れるということには、ちょっと運命的なものも感じました。“Appleで始まり、Appleで終わる”という気持ちが、自分の中に生まれたことも原因かもしれません。

 ま、本当に「これで引退!」と決めたわけではないので、またつぎを作ります~となったときは、よろしくお願いします(笑)。

https://s.famitsu.com/news/202103/09215626.html


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Source: Y速報

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