アップル対Epicの裁判は引き分け。フォートナイト削除は妥当

アップル対Epic前哨戦は引き分け。フォートナイト削除は妥当、Unreal Engineまでは不当と司法判断

f088293bbaf02ae1b9ba04e5a900664a00ec45566502507f5177eac872fef3db

人気ゲーム『フォートナイト』のApp Store削除をめぐる法廷闘争(の前哨戦)は、まずはEpicもAppleも痛み分けで始まりました。

Epicが裁判所に求めていた「アップルへのフォートナイト削除の取り消し・および Unreal Engine開発アカウントの停止差し止め」命令に対して、連邦地裁判事は以下のような判断を示しました。

・App Storeからのフォートナイト削除については妥当 (Epicの意思で以前の状態に回復できるため、裁判所がアップルに取り消しを命じるほどの緊急性はない)

・Unreal Engineの維持に必要な開発者アカウントの停止については、必要以上に第三者を巻き込む報復に近く、差し止めを命じる

いずれにしても、Epicが主張していた「App Storeの「独占」や規約自体が反競争的で不当」に対する判断ではなく、アップルが通告した近日中のUnreal Engine開発者アカウント停止に対して、司法が介入するだけの緊急性があるかどうかの判断です。

両社の代理人がさまざまな主張を繰り広げましたが、結論としては、

・App Storeからのフォートナイト削除については、司法が回復を命じる緊急性が認められない。Epicがみずから確信的に行動した結果であって、以前の状態に戻すだけで容易にストアに復活させるとアップルが述べている以上、緊急の保全命令を出す要件を満たさない。

・Unreal Engine を含む開発者アカウントの全停止については、Epicの主張を一部認め、アップルとEpicの係争は独禁法上の論点を含め両者のあいだで解決すべきものであって、ゲーム産業や他社、一般プレーヤーまでを巻き込む必然性はない。

といったもの。

https://japanese.engadget.com/apple-vs-epic-order-070741591.html

続きを読む

Source: Y速報

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする