GBAからSPになった時と同等の鮮烈な印象だとか
当たり前といえば当たり前なのだが、新型の有機ELディスプレイの優位性は映像が表示されているときにこそ顕著になる。電源を入れるや否や明るく鮮明に輝くディスプレイは、ほとんどどの角度から見ても輝度や明度が損なわれない。この変化はゲームボーイアドバンスSPに旧型よりはるかに明るいディスプレイが搭載されたときの鮮烈な印象に例えても誇張にならないくらい歴然の差で、横に並べて比較すると従来モデルのディスプレイが薄暗く見えるほどだ。色彩もより豊かになり、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の草原に至っては緑があまりにも瑞々しく、並べて見比べるとどこかカートゥーン調に見えてしまいそうなくらいだった。
もちろん新型の素晴らしい有機ELディスプレイを過小評価するつもりはないが、はじめてSwitchを買う人とすでにSwitchを持っていてアップグレードを考えている人とで得られるメリットの差が大きいということは述べておきたい。従来型に比べて画面が良くなっているのは事実だとしても、それは今持っているSwitchが急に見劣りするように感じるほどの目覚ましい改善ではないし、以前から噂されていたような“Switch Pro”でもないのでゲームそのもののロード時間やフレームレートなどはどちらのモデルで遊んでも違いがないのだ。もし差額の5000円を支払って今持っているSwitchを新型のように改良する魔法があれば、私はすぐにでも財布の口を開くだろう。しかし、いくら魅力的な改善が加えられているとしても一部に留まる新機能のために何万円ものお金を払おうというほどの魅力が新型Switchにあるとは個人的には感じられなかった。
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Source: Y速報